野村又三郎が主宰する「やるまい会」が名古屋能楽堂で催した「狂言の夕べ」に出かけました。

「和泉流大狂言会ふたゝび」という副題が付いている通り、東京から野村萬斎、野村万蔵を招いて、又三郎との三人で狂言三番のシテを演じ、更に又三郎の嫡男・信朗（のぶたか）の披キ（ひらき）を加えた四番立ての構成となっていました。

嫡男・信朗（高校二年）が披露した狂言の語り「那須語」は、修行の過程で必ず演じなければならない重要な演目だそうです。
語りも長く、所作の型も多い演目でしたが、見事に演じ切りました。
パチ、パチです！

最後は、野村萬斎がシテを演ずる「首引」で、華やか、賑やか、コミカルで、めちゃくちゃ面白い曲でした。
野村萬斎の狂言は初めて見ましたが、矢張り、語りと動きは圧巻でした。

とても幸せな気分で会場を後にした「狂言の夕べ」でした。(o^-^o)