蹴鞠香

昨日、ジャパンウィメンズオープンテニスに出場した伊達公子(46)は、クリニッチ(24)と対戦して0-6、0-6のストレートで敗れました。
WOWOWでゲームを見ましたが、サービス、ストローク共に往年の力はなく、完敗は致し方ないことでした。
プロの世界の厳しさを付きつけられたわけですが、終ったあとの吹っ切れたような、さわやかな笑顔が印象的でした。
試合が終ってから引退セレモニーが行なわれ、伊達選手がテニス界に果たしてきた多大な功績に対して、日本テニス協会のみならずWTAからも特別に表彰されていました。パチ、パチ!!
伊達公子の試合と云えば、なんといってもウィンブルドンでのグラフとの準決勝の試合が今でも深く印象に残っています。

お疲れさまでした。

伊達公子

ふと、テニスボールから鞠を連想し、蹴鞠へと思いが膨らみました。(ちょっと強引!)
7月7日に名古屋芸術劇場で、冷泉家の乞巧奠の公演が行なわれましたが、演目には「蹴鞠」がありました。
蹴鞠保存会の方々の演技だったように聞いていますが、舞台四隅に笹竹を立て、梶の枝に挟んだ鹿皮の鞠を取り出して、蹴鞠の演技は行なわれたようです。(鞠は驚くほど軽いそうです。)
時々、蹴った鞠が舞台から客席の方へ落ちて行くハプニングもあったようです…。(^O^)
YouTubeには下鴨神社で催された蹴鞠の動画がありました。

蹴鞠にもルールがあり、wikipediaによると、蹴鞠の場所には砂を敷き、四隅に当たる、艮(東北)にサクラ、巽(東南)にヤナギ、坤(西南)にカエデ、乾(西北)にマツを植え、広さもきまっているようです。
また、東に堂上(どうじょう・どうしょう)の入り口、南に地下(じげ)の入り口、西に掃除口がある、と云いますから本式は大変です。

ところで、盤物の組香に「蹴鞠香」があります。
盤は左右に人形計十体、四方に松、柳、桜、楓を立てて行うようですが、具体的な盤や人形、そして飾りなどはネット上に写真が載っていますので、そちらに譲ります。

◆香は四種
一として 四包で内一包試
二として 同断
三として 同断
客として 一包で無試

※結局のところ、十種香と同じようです。

◆記録紙
一を序、二を破、三を急、客は客とも空とも書き、また最後の十炷目が当たれば沓直と書き、当りばかりを書くようです。

※盤物では、堂上方と地下方に分かれて競いますが、三炷ごとに開いて、当たりに応じて人形を進め、当らない場合は人形の扇を取ったり、烏帽子を脱がしたりもするようです。

◆メモ
・「序・破・急」には、辞書を引くと多くの例えがあり、蹴鞠香で意味する正確なところは分かりません。
・「空」も同様で、意味するところは、さてさて…。
・「沓直」は、素直に沓直しの意味でしょうか。

また、出直します。