和楽会200回

2001年4月から月イチで催してきた和楽会が、今月で200回の節目というか、一つの区切りを迎えました。

足掛け17年もの間、よくぞ続いてきたものだと感慨深いものがあります。

今日は、200回を記念して、久しく眠っていた「真台子」を置いてみました。

床の掛物は「一二三四五六」と「一二三々二一」の双幅で、意味は何も難しい事ではなく、感じたままに百人百様の受け取り方が出来る文言となっています。

遅まきながら炉開きということで、お菓子は「亥の子餅」(たねや)にしました。

お花は季節のものですが、入れたのは私ではありません。

※椿の白は「侘助」、赤は「炉びらき」。

大きな節目、区切りとなりました。

香道一口メモ・69【火道具①】

聞香炉の灰や香木を扱う諸具。七つ道具ともいう。火ばし=柄は唐木かゾウゲ、穂は金属。香炉の灰をかき上げたり、筋目をつける。木香ばし=唐木製、香をはさむ。羽箒(はぼうき)=唐木かゾウゲ柄。香炉の内側、縁などをはき清める。灰押し=せんす形をした金属。外は毛彫り絵模様があり、内には筋がある。香炉の灰を押える道具。

香道一口メモ・70【火道具②】

銀葉鋏(ぎんようばさみ)=金属製。雲母製で隔火をする銀葉をはさんで、香炉にのせはずしする器具。香匙(こうさじ)=すくいの部分は金属で、柄は唐木かゾウゲ。香木を香包からすくい、香炉内の銀葉にのせるもの。香串=一名うぐいす。先のとがった細長状の金属。組香の時、香包紙の順序がかわらないようにするために畳にさして用いるもの。

※(注)原文の銀の文字は、偏は王、旁は艮。

※火道具(鳩居堂カタログより)

※香道一口メモも70回を数えます。志野流香道先代家元・蜂谷幽求斎宗由宗匠が中日新聞に連載されたと云う一口メモです。