冷泉邸特別公開ー端午の節句飾りー

旧暦五月の端午の節句飾りに合わせて、6月上旬に予定されていた冷泉邸特別公開は蔵の修理工事の関係で今日から3日間となり、早速特別公開に参加してきました。

冷泉家の端午の節供の飾りは大将飾りで、その様子は図録などで見たことはありますが、実物を見るのは今回が初めてでした。

※図録『冷泉家の至宝展』(1997)より。

写真撮影はOKでしたが、SNSやブログへのアップはしないことになっているため、図録からスキャンした次第です。
全体の配置はやはりこんな感じでした。(中央に大将の人形が二つ飾ってあります)
船に見立てた飾りの白布に見える紋は家紋の「かたばみ」とか…。

邸内を一通り見学した後、塩芳軒のお菓子と抹茶を頂きながら、当主夫人・冷泉貴実子氏の楽しいお話を聞かせていただきました。
中でも、ハクビシンやイタチが敷地内に侵入し、捕獲されたという話には驚きました。
でも、広大な敷地の京都御所そして相国寺や同志社大が近くにあることを考えると、有りうるかも…と思いましたネ。

※冷泉邸門屋根の上には、北の守り神「玄武」が睨みを…。

冷泉邸を出てから、せっかく京都に来たからには…、ということで妙心寺の塔頭・東林院へ足を延ばしました。
ここはシャラ(夏椿)の花が見事なことで知られている寺で、ちょうど「沙羅の花を愛でる会」が催されていました。

花はそろそろ終りという感じでしたが、多くの観光客が思い思いにカメラを向けていましたね。