猛暑日続く

連日の猛暑日に、ブログは早や熱中症気味です。

照りつける太陽と猛烈な暑さに、昨日は熱田神宮の月次茶会へ出かける元気も失せてしまいました。
最高気温37℃、38℃といえば体温よりも高く、じっとしていてもジワ~リと汗ばんできます。
予報によると、名古屋は今週いっぱい猛暑日と熱帯夜が続くようです…。

夜のニュースで、京都・祇園祭の宵山の風景を映し出していましたが、四条通りは人々で埋め尽くされていました。
かれこれ10年程前に宵山に行ったことがありますが、人波の圧力はすさまじく、身の危険を感じたことを思い出します。
明日の山鉾巡行は、BS8が生中継しますので楽しみです…。

「序破急」がらみで手にした種田道一『能と茶の湯』(淡交社)は「能の基礎知識」を解りやすくきちんと説明した上で、「能ゆかりの茶道具と菓子」の章で、能の曲目が銘として付けられた品々を紹介していました。

花入・釜・香合・水指・茶入・薄茶器・茶碗・茶杓・裂地・菓子と多方面に及んでいますが、茶杓の一つとして「二人静(ふたりしずか)」が載っていました。

徳川美術館内のデジタルコレクションでも見ることが出来る、千宗旦作の「二人静」です。
先週の土曜日に訪れた際に撮ったディスプレイ画面です。

一対の茶杓ですが、右側の茶杓の「樋」は二条流れているように見えます。(二本+二条)

千宗旦作の「二人静」は他にもあって、『原色茶道大辞典』には「中興名物の、櫂先から節にかけて二条の樋が流れている」名古屋関戸家所蔵の「二人静」が載っていました。(こちらは一本)

そういえば、植物の「二人静」は春の緑緑した面影は既になく、暑さにあえいでいるような感じになっています。
朝夕の水やりが欠かせなくなりました…。(蚊にさされます!)