石の茶碗

2月のチョコレートのお返しにクッキーが届きました。(^O^)

松坂屋名古屋店・美術画廊で開催中の「八事窯 五代 中村道年展」(13~19日)を見てきました。
楽茶碗や向付など、素敵な作品が沢山展示されていました。
専ら、目の保養に努めた次第です。ハイ。

ところで、昨日の新聞夕刊に載っていた工芸作家・石山人の「石の茶碗」には驚きました。
石のブロックをダイヤモンドの刃先で削って抹茶碗を形作り、更に窯で何度か焼いて色の変化を出すのだそうです。
これまで、国内外の数々の寺社に作品を献納し、2004年には「現代の名工」に選ばれた作家とあります。
名古屋・名鉄百貨店での「近作茶道具特別展」(20~26日)に作品が並ぶようですから、是非見に行きたいと思っています。

※朝日新聞夕刊(3/13)

詩歌をちこち 【時雨香】

|『後拾遺和歌集』第六 382
| 落葉如雨といふ心をよめる  源頼実
このはちるやどはききわくことぞなき しぐれするよもしぐれせぬよも

〔大意〕木の葉が散る家では聞き分けることができないことだ。時雨が降る夜とも、時雨が降らない夜とも。

*和歌出典『新編国歌大観』(角川書店)
*大意出典『新日本古典文学大系』(岩波書店)

※源頼実(みなもとのよりざね)