青嵐

晴れてはいたものの、強風が吹き荒れた一日でした。
【青嵐】という言葉に、扇風機のように弱・中・強の三段階があるとするならば、今日の風は間違いなく[強]。
そして、携帯の一時間ごとのお天気マークに[強風]表示があることを初めて知りました。

 ※こんな感じのマーク!

青葉が目に鮮やかな季節となりました。

詩歌をちこち 【落葉香】

|『新古今和歌集』巻第六 冬歌 561
|      藤原雅経
うつりゆく雲に嵐のこゑすなり 散るかまさきのかづらきの山

〔大意〕どんどん流れてゆく雲中に嵐の音がこもって聞えるよ。いま散るのであろうか、まさきのかずらが葛城山で。

*和歌出典『新編国歌大観』(角川書店)
*大意出典『新日本古典文学大系』(岩波書店)

※藤原雅経(ふじわらのまさつね)