武者小路千家・月を愛でる
NHKEテレの4回シリーズ「茶の湯・武者小路千家」は、先日の「月を愛でる茶会」が最終回でした。
ゲストに熊倉功夫MIHOミュージアム館長を迎えて、お月見を楽しむ茶会のイメージを演出していました。
撮影は5月頃と想像していますが、千宗守家元は流石に場馴れしていて、八月末の放送をちゃんと意識しながらのお話でしたネ。
流派に関係なく楽しめる、とっても面白い4回シリーズでした。
お菓子の「月見だんご」を見て、急に「中秋の名月」が気になりカレンダーを見てみました。
今年は閏五月があったため、旧暦八月十五夜の「中秋の名月」(芋名月)は例年より遅く、10月4日になっています。
また、旧暦九月十三夜の「後の月」(栗名月)は、なんと11月1日と随分遅くなっています。
番組の中で、熊倉さんは「日本人は季節の移り変わりを楽しむ民族」と云っていましたが、本当にその通りだと思います。
今年も「名月」をしっかり楽しみたいと思います。
「月」と云えば、香木にも月にまつわる名香があります。
六十一種名香の中には、「月」・「斜月」・「明月」・「十五夜」と名付けられた名香がありますが、これらは同一の木から採られた同木異銘の名香だそうです。(出典『香と香道』)
何れも伽羅ですが、採られた部分が異なるので、香りの立ち方はそれぞれ異なっているようです。(尤も、香りを聞いたことはありませんが…)
夏休みも、とうとう明日31日だけとなりました。
朝夕は、少し凌ぎやすくなってきましたが、日中の暑さはまだまだ続きます。
カリガネソウ(雁金草)が元気に咲いています。