「香の茶の湯」追体験記
月刊誌『なごみ』2015年4月号に掲載された「香の茶の湯」とはどんなものだろうかと、興味を持った数人が集まり、追体験の会を催したのは数年前の12月の事です。(アメリカ人男性も加わっていました!)
『なごみ』の記事に沿った手順で進めましたが、基本的には茶道の炭手前の途中に、香炭団と香炉の扱いが入ってくるだけですので、記事と写真を見れば概ね推測はできるものでした。
気付いた点を挙げておきます。
①事前に炉中の灰を温めるために、炭火をいれておき、開始前に下火に取り換えました。
②事前に常の如く香炉の灰を十二分に予熱しておきました。
③下火を直した際に、香炭団を下火に添えて着火させますが、炭団全体が赤くなっていない状態で、炭団を香炉に移して灰を搔き上げても、炭団の火が消える事はありませんでした。(①、②のお陰です。加えて、炉中で香炭団が十分熱せられた為と思われます。)
④炉中から炭団を香炉に移して灰を掻き上げる際に、炉用の火箸を使うことになりますが、炉用火箸はちょっと大きいなと感じました。(小ぶりの炉用桑柄火箸もあるのでしょうか?)
あらためて、炭火の火力を再認識することとなりました。
茶と香を組み合わせると云う珍しさも手伝って、当日は楽しい会となりました。(^O^)