ウグイスカグラ(鶯神楽)

3月も半ばを過ぎてやっと鶯神楽の花が咲き出しました。

枝が多く、花は淡紅色、漏斗状で先端が5裂しています。

粋な名称ですが、広辞苑によると(古名ウグイスガクレの転訛という)との説明があります。

ウグイスが隠れるのにピッタリの藪のような枝ぶりだからなのでしょうか。(?)

そういえば、ウグイスの鳴き声を一昨日聞きました。

月刊誌『なごみ』(淡交社)に志野流香道・蜂谷宗苾若宗匠のエッセイが連載されています。

「香道絵巻」と題して、1月号は「思い出は香りとともに」、2月号は「香の十徳」、3月号は「松隠軒の残響-志野忌に寄せて-」と続いています。

4月号以降も楽しみです。(^O^)

香道一口メモ・142【一木三銘②】

伊達家の役人と細川家の興津は、折しも長崎へ入港した唐船に本木(もとぎ=幹)と末木(うらぎ=こずえ)に分木された伽羅の大木を発見。両者はこの本木を求めて競り合いとなりしだいに値段をつりあげた。ところが興津の相役はあまりにも高値となった本木は伊達家に譲り、同木であるから香りも変わることはないだろうと末木を買うよう進言。