書のスタイル
名古屋・徳川美術館で開催中の企画展「書は語る」(2/3迄)に出かけました。
短冊手鑑や夥しい数の短冊などが展示されていて、一つずつ読みだしたら時間がいくらあっても足りないような感じでした。
今日のお目当ては、展示物の見学もさることながら、学芸部長・四辻秀紀氏の講演で、タイトルは「書のスタイル」。
レジュメを基に、懐紙と短冊の寸法や書き方などについて、展示物の写真などを織り交ぜながら詳しいお話があり、とても勉強になりました。
お茶席でも短冊を表装した掛物を見かけることがあります。
短冊の掛物は、主に寄付きに掛けられるものとばかり思っていましたが、古い時代の白短冊(内曇りの短冊ではなく?)は懐紙と同等の品格を持っていて、濃茶席の床にも掛けられるようです、とのお話には目を見開きました。
云われてみると、本席の床に短冊を表装した掛物が掛かっていたお席もあったような記憶が…。
開催期間中にもう一度訪れて、今度は短冊をゆっくり読んでみたいと思っています。
※同展チラシの一部