和菓子でHalloween

名古屋・両口屋是清の今日販売の和菓子です。
お菓子銘はなんでしょうか?

Halloweenについては電子辞書『ブリタニカ国際大百科事典』に以下の説明があります。
「アングロ・サクソン系民族の祭日。10月31日すなわちキリスト教の万聖節の前日をいう。古くはケルト人の祝日で、ケルト暦の大晦日にあたり、この夜悪霊や魔術師たちが戸外を駆けめぐって次の年の予報を声高に叫び歩いたという。現在でも、これらの習慣が残っていて、仮面をかぶって広場で踊り、子供たちがかぼちゃをくりぬいたランプを捧げて行列を行なう。」

このご時勢です。
和菓子屋さんも時節に合わせて様々なお菓子を用意しているようです…。

写真のお菓子銘は「ハロウィン」でした。まんま。(^O^)

■詩歌をちこち 【松虫香】 

|『拾遺和歌集』巻第七 物名 369
| 松むし    (忠岑)
たきつせのなかにたまつむしらなみは 流るる水ををにぞぬきける
〔大意〕水が沸き返り逆巻く激流の中に、玉となって集まり積もる白波は、流れる水を、緒で貫き留めたのだった。

*和歌出典『新編国歌大観』(角川書店)
*大意出典『新日本古典文学大系』(岩波書店)
※壬生忠岑(みぶのただみね)

■物名(もののな)[まつむし]

たぎつ瀬の中にたまつむしら浪は 流るる水を緒にぞぬきける

【物名(もののな)】については、2018年12月13日付のblogに他の例が記してあります。