ヒトツバタゴ

車で通りかかった公園のヒトツバタゴ。
緑の葉とコントラストも鮮やかに白い花が満満満開でした。

香道の心得 ◆皐月◆ (2)

 競馬香は、この賀茂の競べ馬になぞらえて、赤方、黒方に別れて聞香しながら赤黒両馬と王朝風の装束をつけた乗尻の人形(乗馬姿約九㌢)を馬場を仮定した馬馳せ盤(一枚に十の目盛がつけられた二枚の細長い板)の上で様々に扱い、青楓の造りものを目差して競うもので、香数においても、四種を三包ずつの十二包の内から、適宜に二包を除去して空走りの意味とし、続いて炷く十包に二十騎、十番が競走することを表すなど数にも関連を持たせている。

月刊誌『和楽』(小学館)2007年2月号に「香を聞く、香と暮らす」と題して特集が組まれ、家元松隠軒で催された「競馬香」の記事が載っていました。