『絵本 源氏物語』
源氏物語「胡蝶の巻」の概要を知るために『絵本源氏物語』を手に取ったのですが、大きな挿絵が巻の内容に基づいて丁寧に細部まで描かれていることに驚いています。
この本の絵は、江戸時代の六十巻六十冊本『源氏物語』を底本に、その全挿絵226図を抜き出したものであると凡例に記してあります。
(画像は、巻頭の桐壺の挿絵と説明文)
源氏物語がそれなりに理解でき、読んだような気になれるところが嬉しい絵本です。
加えて、巻末に登場人物の系図と年譜がつけられているのもグッドです。
某所での組香「小蝶香」との関連で、久しぶりに本棚からおろした絵本でした。(o^-^o)