金と銀の国ジパングの新聞記事
朝刊の文化のページに、徳川美術館「金と銀の国ジパング」特別展の記事が載っていました。
昨日、見学に行ったばかりなので、展示物を思いだしながら記事を読みましたが、あれだけの品物を全国から借り受けられるのは、あの方の人脈あればこそとあらためて思いました。
上の写真の中に、純金の茶碗がありますが、出品リストを見ると個人蔵となっています。
あるところにはあるんですねぇ…。(o^-^o)
ところで、文化庁のDBに載っていた国宝のうち、茶碗は全部で8点です。
内訳は、唐物が全て天目茶碗で5点、朝鮮の井戸茶碗が1点、残り2点は和物です。
リスト順に挙げます。
1.志野茶碗(銘 卯花墻)[東京・三井文庫]」
2.曜変天目茶碗(稲葉天目)[東京・静嘉堂文庫]
3.樂焼白片身変茶碗(銘 不二山)[長野・サンリツ服部美術館]
4.井戸茶碗(銘 喜左衛門)[京都・孤蓬庵]
5.曜変天目茶碗[京都・竜光院]
6.玳玻天目茶碗[京都・相国寺]
7.油滴天目茶碗[大阪市立東洋陶磁美術館]
8.曜変天目茶碗[大阪・藤田美術館]
現在、東博で開催中の「茶の湯」展の出品リストには、上記の8碗の内<1、2、4、7>の4点が載っています。
特に、曜変天目は世界中にわずか3碗しかなく、それも全て日本にあるわけですから、なんとも不思議です。(o^-^o)