ホタルブクロ
初夏の花、ホタルブクロ(白花)の一番咲きです。
赤紫色のホタルブクロも以前はあったように思いますが、いつの間にか消えてしまい、今は白花だけです。
一般には、ホタルブクロの名は、花の中にホタルを入れて遊んだことから名づけたと云われています。
確かに、この中にホタルを入れたら、幻想的な灯りになるでしょうが、わざわざそんなことをしなくても、ホタルを両掌に包みこんで点滅するあかりを覗きこむだけで、もう十分幻想的で特別な世界に浸れると思います。
昔は、夏になると田んぼの用水路わきにホタルが乱舞していて、手のひらに包みこむことも容易いことでしたが、コンクリート用水路と農薬のために減少し、今では昔ほどにはみかけないようです。
でも、きっと、いるところにはいるんでしょうね。
ホタルブクロの名の由来はもう一つあります。
山渓カラー名鑑「日本の野草」には、上記の由来の他に、次のような記述があります。
「チョウチンバナ、トッカンバナなど多くの呼び名で親しまれているが、ホタルブクロの名もちょうちんの昔の呼び名「火垂る袋」(ほたる袋)によるといわれる。」
形がちょうちん(提灯)に似ているところからの名でしょうか。
ところで、トッカンバナって何?
ネットは便利です。
とあるブログには、 手のひらに乗せて上から叩くと、紙風船を潰すよう な音がするから「 とっかん花 」というような趣旨の記事がありました。
また、新たな課題が一つ生じました。
ホタルブクロを手のひらに乗せて上から叩いてみなくてはなりません。
でも、なんだか、手を叩いたときの音の方が大きく聞こえるような気がします…。(o^-^o)