鵜の夜の習性
ここ数日、昔は満月の夜に鵜飼はお休みであったという理由をあちこち探していました。(現在は、仲秋の名月の日がお休み)
ネット上では、いろいろ書き込みがありましたが、イマイチ納得できない部分が残るものでした。
問題は、鮎の夜の習性にありました。
納得できる説明は、関市小瀬の鵜匠の家・足立のHPにありました。以下に引用します。
「鮎の夜の性質として、①岩陰で隠れている、②光を嫌う、③音に敏感である、④瞬間的に川上に走る。
よって、かがり火の火と、船をたたく音により、逃げる鮎を鵜が捕えるのです。鮎は雑魚と違って数も多く、川底を一斉に走るため捕らえやすいのか、新鵜も慣れてくると次第に岩陰を縫って泳ぐようになります。」
これなら、納得です。
鵜飼は、船を下流に向かって進めますが、光と音に驚いた鮎は川上に向かって走るわけですから、鵜は待ってましたとばかり、鮎を捕えることになります。
また、満月の夜は、周りが明るくて篝火の効果が薄れるからお休みにした、と推測できます。
とりあえず、一件落着と云ったところでしょうか。(表面的には!)
近くの公園でも、泰山木(タイサンボク)の花が咲いています。
(写真は、美浜運動公園内のタイサンボクの花です)