閏五月一日

今日6月24日から7月22日までは旧暦の「閏五月」です。

昨日6月23日は、旧暦の五月二十九日で五月の最終日でした。
今日6月24日のお月さまは新月で、次の新月は7月23日です。
旧暦では、新月の日を月初め(一日)とし、次の新月の前日までを一ヶ月としています。

では、今日(6/24)から7月22日までは、旧暦では何月と呼べばいいのでしょうか。
「旧暦六月では都合が悪いの?」と云いたくなりますが…。
そうなのです。都合が悪いのです。
旧暦六月には、二十四節気の中気である「大暑」を必ず含まなければなりません。
逆に云うと、二十四節気の中気を含む月が、旧暦の何月であるかを決めるとも云えます。

その「大暑」は7月23日ですから、7月23日(次の新月の日)が旧暦六月一日ということになります。

そのため、それまでの間は、「閏」を冠して閏五月と呼ぶことになっています。
というわけで、今日6月24日から7月22日までは、旧暦の閏五月一日から閏五月二十九日というわけですネ。

ということは、旧暦では四月、五月、閏五月、六月と<夏>が四ヶ月もあることになります。
暑い<夏>になりそうですネ。(冗談です!)

以上、二十四節気の中気の「大暑」を引いて、「閏五月」についてだけ記しましたが、旧暦と新暦、二十四節気、そして閏月などについては、近々、別にまとめてみたいと思っています。(予定は未定です)

【資料】二十四節気(5/21付ブログ記事からのコピペです!)

<春>        <黄経> <新暦の日付>
旧暦正月正節  立春…315度  2月04日頃
旧暦正月中気  雨水…330度  2月19日頃
旧暦二月正節  啓蟄…345度  3月06日頃
旧暦二月中気  春分…  0度  3月21日頃
旧暦三月正節  清明… 15度  4月05日頃
旧暦三月中気  穀雨… 30度  4月20日頃
<夏>
旧暦四月正節  立夏… 45度  5月06日頃
旧暦四月中気  小満… 60度  5月21日頃
旧暦五月正節  芒種… 75度  6月06日頃
旧暦五月中気  夏至… 90度  6月21日頃
旧暦六月正節  小暑…105度  7月07日頃
旧暦六月中気  大暑…120度  7月23日頃
<秋>
旧暦七月正節  立秋…135度  8月08日頃
旧暦七月中気  処暑…150度  8月23日頃
旧暦八月正節  白露…165度  9月08日頃
旧暦八月中気  秋分…180度  9月23日頃
旧暦九月正節  寒露…195度  10月09日頃
旧暦九月中気  霜降…210度  10月23日頃
<冬>
旧暦十月正節  立冬…225度  11月07日頃
旧暦十月中気  小雪…240度  11月22日頃
旧暦十一月正節 大雪…255度  12月07日頃
旧暦十一月中気 冬至…270度  12月22日頃
旧暦十二月正節 小寒…285度  1月05日頃
旧暦十二月中気 大寒…300度  1月20日頃

上記の赤字の月には、赤字の中気を必ず含んでいます。
実は、月の基準となる月は十一月で、冬至を含む月を旧暦十一月としています。(^O^)

★閏月には二十四節気の中気は含みません。逆にいえば、正節だけを含む旧暦月が「閏月」です。
基本の基本は、旧暦の一ヶ月がお月さまの新月の日から次の新月(の前日)までと云うこと、そして、お月さまの一ヶ月は約29.5日(小の月は29日、大の月は30日としています)と云うことでしょうか…。