寒蝉鳴
今日は七十二候(しちじゅうにこう)の「寒蝉鳴」、暦では「ひぐらし鳴く」とあります。
寒蝉(かんぜみ/かんせん)は「ツクツクボウシまたはヒグラシのこと」と辞書にはあります。
そろそろ聞こえる頃かなと毎日期待しているのですが、ミンミンゼミ、アブラゼミの鳴き声ばかりで、ヒグラシもツクツクボウシもまだ聞いていません。
そういえば、アキアカネが数匹飛んでいるのを見かけました。
まだまだ、暑い日が続きますが、季節は少しづつ秋へと向っているようです。
NHK「趣味どきっ!茶の湯武者小路千家」で、お点前に使っていた茶筅の形に目が留まりました。
各流派それぞれ好みの茶筅を用いていますが、三千家の茶筅は下のようです。
*『抹茶と茶器』(世界文化社)より
右上:利休形
右下:表千家/いぶされた煤竹を使い、穂全体に柔らかな丸みをもたせる。
左上:裏千家/普通は八十本立だが、百本立は茶の泡立ちがいい。
左下:武者小路千家/外穂、内穂ともカーブをつけず、黒竹を用いる。
薮内流、遠州流、宗徧流、松尾流の茶筅も流派によってそれぞれ特徴はありますが、基本的には三千家の形に集約されると云っても過言ではないように思います。