浜土産(はまづと)
今日の和楽会(197回)のお菓子は、京都・亀屋則克の「浜土産」。
夏定番の涼菓として、京都内外で広く知られているお菓子です。
蛤に琥珀糖と一粒の大徳寺納豆を入れたもので、銘も、姿も、食感も、そして味も、みんな楽しめるお菓子です。
蛤の片方の殻で、琥珀糖をすくって食べるのも一興です。
「浜土産」と云えば、数年前まで愛知県一宮市の「川村屋賀峯総本店」にも同名で同じようなお菓子がありましたが、現在は「浜たから」と改名されています。
なんでも、御主人が京都・亀屋則克で修業をされていたからと聞いたことがありますが、諸般の事情から改名されたようです。
こちらの「浜たから」は、見た目はおなじですが、琥珀糖の色合いが淡く、浜納豆は岡崎の八丁味噌で仕立てたものだそうです。
床柱には青竹の花入れに朝顔が入りました。
昨日放送されたNHKEテレ「趣味どきっ!武者小路千家」で、青竹の花入れを用いていたのを見て、入れてみたのだそうです…。