天璋院篤姫と皇女和宮

徳川美術館・秋季特別展「天璋院篤姫と皇女和宮」(9/16~11/5)の案内チラシです。

篤姫

紹介文は、簡にして要を得ています。

「激動の幕末、天璋院篤姫と皇女和宮はそれぞれ政治的な使命を帯び、徳川将軍家に御台所として嫁ぎました。島津分家から十三代家定に嫁いだ篤姫、天皇家から十四代家茂に降嫁した和宮。当初こそ対立した二人でしたが、幕府崩壊の危機に面して徳川家の家名存続に尽力し、その難局を乗り越えました。
本展では、幕末の大奥での生活や人間模様にも光を当てつつ、自らの意思で行動し、徳川家を守り抜いた二人の波乱の生涯を振り返ります。」

幕府が崩壊しても徳川家の家名が存続できたことは、過去の歴史に照らせば、実に奇跡的とも云える出来事です。
徳川美術館が今にあるのも、幕末から明治初頭にかけての、天璋院篤姫と皇女和宮の尽力があればこそ、と云えるのかもしれません。

チラシに載っている着物は、左が天璋院着用の小袖、右が伝和宮着用の打掛となっています。
もう少し涼しくなってから見学に行こうと思います。