カリン
何気なく裏庭に目を向けたところ、地面に何やら黄色い物体が見えました。
「カリンの実?なんで?」
確かにカリン(花梨)の木はあるのですが、丈が伸びないように、枝葉が広がらないようにと、毎年切りつめているので、実がなるとは思いもよらず、実物をみるまで全く気づかなかったのです。
念のためと思い、どこから落ちたのか確かめたところ、ただ一か所だけ実が離れたと思しき個所があり、唯一の実であったことがわかりました。
とは言え、用途がありません。
以前は、知人から頂いたカリンで、カリン酒やカリンシロップをよく作っていたものですが、まだたくさん残っていて、近年作ることはありません。
しばらくの間、甘い香りと色艶を楽しみたいと思います。
※長皿に!
そういえば、縁起を担いで?表には樫(貸し)の木、裏にはカリン(借りん)の木を植えると聞いたことがあります。
逆ではどうなのでしょうか…。
香道一口メモ・24【香の用途】
日本書紀に焚香(ふんこう)のことがしばしば記載されていらい、飛鳥、奈良時代と仏教中心の文化が栄え、香剤は仏事への需要が中心であり、香の用法は広がった。家屋の壁や柱の塗料用に、施薬用に、また数種類の香材を刻み、配合したものを「えび香」「薫衣香(くんいこう)」と呼んで衣服に香りをたきしめ、あるいは防虫剤として用いられた。