花道を行く「粋に去る 生き方そのもの」
朝日新聞・オピニオンのページに「花道を行く」と題して、元プロテニス選手の伊達公子氏、作家の高杉良氏、そして俳人の黛まどか氏の三人の記事が載っていました。
黛まどか氏の「見出し」は「粋に去る 生き方そのもの」。
俳人だからでしょうか、文中の言葉は的確で美しく、読み進むにつれ心が洗われるような気さえします。
語られた言葉を文章にした記者の力は、もう素晴らしいとしか云いようがありません。
記事をPDFにしました。右をクリックすれば表示されると思います。→ 2017.11.14asahi
下は該当記事の画像です。
黛まどか氏については、2004年(平成16年)のNHK「趣味悠々-香りを楽しもう-(全9回)」に宮川一郎太氏、太田清史氏と共に出演されたことを覚えています。
と云っても、私が見たのはYouTubeにアップされた番組のビデオで、それも十年ほど前のことですが、ビデオはやがてリストから削除されてしまいました。
なんとか、番組のビデオを入手できないものかと、NHKに問い合わせたこともありますが、著作権の問題があるとのことで全くの門前払いでした。
今日の新聞記事を見て、当時のYouTubeをなつかしく思い出しました。
それにしても、最後のセリフは決まっています。決まり過ぎです。
「花道とは生き方そのもの。いかに美しく、粋に去るかは、いかに美しく、粋に生きるかです。」
そんなことを云われても…。
香道一口メモ・61【香室②】
義政の創立といわれる慈照寺(銀閣)の東求堂には同仁斎と称し、茶室の始まりといわれている四畳半の室がある。香も同じ寺内に弄清亭(ろうせいてい・明治二十八年再建)という香室があり、本式の香室では唯一のもの。一般には書院形式に則した脇(わき)床付きの十畳間を基本にし、床の方を上座、反対を下座といいあらわし、聞香の場を設定する。
※慈照寺の本堂、東求堂(義政公木像・同仁斎)、そして再建された弄清亭は、定期的に特別料金(ガイド付き)で見学できます。奥田元宋画伯の襖絵も鑑賞できます。