日本人と香りの美/香道一口メモ・80
ネット配信番組NHK[らじる★らじる]の[聞き逃し番組]に収録されている、松栄堂主人・畑正高氏の講演記録「日本人と香りの美」は9回を数え、残り4回となりました。(本放送はNHKラジオ第二放送で水曜日20:30から放送されているものです)
以前にも記しましたが、第1回のネット配信は12月7日で終了するとのことなので、もうすぐ聞けなくなってしまいます。
気が向いた時に聞いていますが、歴史に沿った「香り」のお話はとても興味深く、毎回新しい発見があります。
残り4回分も楽しみにしています。
香道一口メモ・80【料紙】
和紙類ならいずれもよい。組香から題号、客名、解答、点数、香組者名、月日などを記録し高点者が拝受する。古代中国の帝王舜の作という扇で、後に扇の異名となった五明(ごみょう)にちなんだ香式を五明香といい、この場合は扇に記録する。表はきら引きに銀の桜花、裏は黄色地に金のカエデを描いた優美なもの。春夏は表、秋冬は裏を用いる。
◆五明香(扇爭香)…香の組み方は「十種香」と同じようです。
◆五明(ごめい・ごみょう)扇
※表
※裏
※写真の扇は、第25回志野流香道全国大会(愛知大会)の記念品です。
■今回で80回を数える「香道一口メモ」は、志野流香道先代家元・蜂谷幽求斎宗由宗匠(1902~1988)が中日新聞に連載されていたと云うものです。