鉢木(はちのき)

名古屋能楽堂十二月特別講演に知人の案内を受けて行ってきました。

曲目は、能「鉢木」、狂言「木六駄(きろくだ)」、能「葛城(かづらき)」の三本立て。

狂言は何回か見たことがありますが、能は薪能で見た程度で、幽玄の美とか云われても動きの少ない能は敬遠してきたものです。

イヤホンガイドを借りて説明を聞きながら、なんとか「鉢木」の筋書きを追っていくことができました。

狂言は動きも軽妙で、笑いを織り交ぜた筋書きも分かりやすく、目もぱっちり開いていました。

ロビーに飾ってあった「作り物ミニチュア」です。

香道一口メモ・81【香棚】

志野棚=代表的な香棚(たな)で茶方の袋棚の原形ともいわれる。主に桑製で、四柱をたて上下に一枚板を置き、その間に違い棚を付ける。天板には乱箱、右側の一段高い棚に飾香炉、その下に重硯(すずり)、左側の棚に火取り香炉、火取り箸、地敷紙をのせる。本床の四季棚、次の間の「下棚」とで香の三棚と称する。ほかにさまざまの棚、卓、机が考案されている。

※志野棚(鳩居堂カタログより)