足立美術館の庭園
先週、北陸地方を襲った記録的な寒波は、当方にも影響を及ぼし、一週間に及ぶ長い「冬籠り」となってしまいました
先週の木曜日でしたか、島根県安来市にある「足立美術館」の庭園が、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で15年連続1位にランクされたとラジオが報じていました。
以前からNo.1であることは知っていましたが、15年連続とは驚きです。
審査する方々の審査基準が変わらなければ、これからも1位の座は動きそうにありません。
ニュースを聞いて、昨年春に朝日新聞「be」に載った足立美術館庭園部長の記事を思い出し、遡ってみました。
4月22日付けの記事で、タイトルは「一幅の絵」を守る庭師、でした。
記事の写真そのものが「一幅の絵」となっていますが、庭師の方々は「白砂青松」を維持するため、毎日不断の努力を続けておられるようです。
足立美術館と云えば、横山大観の絵画コレクションで知られていますが、茶室その他でも見どころたっぷりの美術館となっています。
なお、2017年のランキング・ベスト5は以下のようでした。
1位:足立美術館(島根・安来市)
2位:桂離宮(京都市)
3位:山本亭(東京・葛飾区)
4位:京都平安ホテル(京都市)
5位:佳翠苑皆美(島根・松江市/玉造温泉)
残念ながら、3位~5位は行ったことがありません…。
香道一口メモ・126【空だき】
近世ではほとんど香木を使用している。香炉は床わきか違い棚(だな)に飾り、客の入座の前後を問わず香をたき継ぐ。香は聞き香炉に順じ銀葉に乗せるか、火中にくべないよう灰に埋める特殊な形をとる。いずれも聞き筋はなく、聞香の所望は控える。別式に、客の目にふれないよう隣室などでたくことがある。この場合の香は蔭香(かげこう)という。