カタクリ群生地

岐阜県可児市の山あいにあるカタクリの群生地を見に行きました。

カタクリ祭り開催中ということで屋台もたくさん出ていて、大勢の観光客で賑わっていました。

肝心のカタクリは、先週からの陽気で花は満開の盛りを過ぎていて、花弁には若干勢いが無くなっているように感じました。

それでも山の斜面いっぱいに広がるカタクリの群生は実に見事でした。

どうも先週の中頃あたりが満開で見頃だったようです。

新年度が始まりました…。

香道一口メモ・【一木三銘⑥】

江戸初期に同香木でありながら白菊・初音・柴舟と三銘が付けられたこの推移は「細川家名香由来」に載せられている。大正時代、これを森鷗外が「興津弥五右衛門の遺書」として小説にした。これらの名香は各家に分木され伝わっているが、明治・大正時代に多くの美術品がそうであったように水戸家の初音、稲葉家の白菊が入札にかけられている。

※一木三銘には、もう一つ【蘭(ふじばかま)】を加えた一木四銘という説もあり、徳川美術館にはこれらが収蔵されています。


※左から柴船、白菊、初音、蘭。(図録『香の文化』より)

※興津弥五右衛門は細川三斎の三回忌に京都・船岡山(112m)のふもとで殉死したとありましたが、お墓は大徳寺塔頭・高桐院の非公開の墓地にあるようです。(高桐院は細川三斎・ガラシャ夫人のお墓があることで知られています。)