芙蓉の花

今日の名古屋の最高気温は39.6℃。(暑い!)
連日の暑さのために、草木に少なからず葉焼けがおきています。
まとまった雨が欲しいところですが、週間予報では晴れマークが続いています。
せめて夕立でもと思うのですが、その気配もありません…。

朝方、道路のわきに芙蓉の花が咲いていました。

花が美しいからでしょうか、「芙蓉峰」と云えば富士山の雅称だそうです。

香道一口メモは170回の節目を迎えました。
振り返ってみますと、無駄のない簡潔な言葉で綴られた「メモ」は、まさしく簡にして要を得ていて、ただただ頷くばかりでした。
個人的には、「メモ」に書いてある事をもう少し知りたいという思いから、あれこれ調べてみたことが今では良い思い出になっています。

例えば、反魂香。
江戸時代の「尾張名所図会」などに著してある伝説や地名を追って、あま市の正法寺や萱津神社を訪れたこと、そして関係者からお話を聞けたことは楽しい思い出となっています。

また、尾張一宮市にある真清田神社所蔵の「蘭奢待」にまつわる事の顛末を確かめるべく、真清田神社や一宮市図書館へ出かけたことも、印象に残る貴重な、と云うより面白い出来事の一つとなっています。(舞楽神事やお茶会といったオマケもありました)

香道は「組香」のアレコレだけではなく、長い歴史の中で付随してきた諸々の周辺部分も含めて、伝統文化・芸道としての香道であることを知らされた「メモ」となりました。(^O^)

香道一口メモ・170【香】

塗り香として体臭の発散を防ぎ、仏事の焼香として信仰の場の清浄と精神安定の作用をし、また現代でも漢方薬に使われているように医学的にも効果があるようだ。一方、香剤の保有する芳香に着目し、単一あるいは合香し美的に用い、日常生活に広く普及した。これらの香剤は種々様々。香道はその中の沈水香木一種に香りの美を追求し、鑑賞するもの。