木の葉散る…

紅葉がすっかり色づき、昨日あたりから落葉しきりです。
今年は暖かかったせいか、紅葉も随分長持ちしたように思います。

落葉の上を歩くと、カサカサという乾いた音と共に、干し草に似た枯葉の匂いが鼻腔をくすぐります。
木枯らしでも吹こうものなら、たちまち「木葉の雨」ですね…。

香道の心得 ◆師走◆ (3)

 客香にと思う伽羅は樹脂をかなり保有した佳香で、総体約には冷やかな酸味が漂うが、ある場面で一陽来復を想わせるほのかな暖かみをかもし出す。寒期には打って付けの香木といえよう。もしかしたら、この香も旧南ベトナム産かもしれない。ところで王朝の人々は、冬は特に雪を賞翫したとみえ、雪の歌を多く詠んでいる。それ故か古歌に多くを依拠している香銘も、雪の銘が格段に多い。そのものずばりの雪や、玉雪、小雪から、峰の雪、山路の雪、垣穂の雪、雪の朝、雪の曙といった景観を現わしたものまで、百種近くあるその半数を占めている。

物の本には香銘がたくさん記載されているようです。