啓蟄・驚蟄
今日は(今日から)二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」です。
暦を見ると、次の様な説明がありました。
「冬の間地中に巣ごもりしていた虫が冬眠から覚めて、戸を啓(ひら)くという意味である。さまざまな虫が地上に姿を現す。中国では漢時代に「啓」が第6代皇帝の諱(いみな)であったため、驚蟄と改められた。」
驚蟄?
[けいちつ]で辞書を引くと、けいちつ【啓蟄・驚蟄】とあります。
蟄には、虫類が土の中に隠れる、冬ごもりしている虫、といった意味があるようです。
ふ~~~ん、です。
暖冬と云われていますが、まだ虫はそんなに見かけていませんから、矢張りこれからなのでしょう…。
※昨年末まで緑・緑していた松葉もさすがに色あせてきました。
香道の心得 ◆彌生◆ (3)
ところで、焚香は仏教以外の信仰行事や各種の祭事の分野にまで流布し、やがて宗教界では焚香の用法が儀礼化されたようですが、後世、香道界にも独自の神仏への供香・献香や追悼法会、吉凶行事そのほかに対する焚香式が制定されました。今日、諸芸能・芸道を宗教行事に結びつけ挙行する傾向は一層濃密となっていますように、香道家においても寺院・神社において供香式・献香式をしばしば行っている次第です。こうした式の香炉は、供香には八角か四方形を第一とし、献香には主に聞香炉形を用い、香は神祇には神垣、神杉、榊葉、釈教には法華経、仏子、御法などと称するその場に叶った銘木を炷くことになります。