聞香始②(2020)

10日付け中日新聞朝刊に、8日から始まった志野流香道「聞香始」の記事が掲載されていました。

茶室の床に掛けられていたのは「二条切」。
伝藤原俊忠筆の「類従歌合」断簡祝の四番左・右だった?ように記憶しています。

花は牡丹と古木が天龍寺青磁の花入に入れられていました。
丁度、程良い蕾の状態で牡丹の産地・松江市大根島から届けられたとのお話でした。

お菓子は、名古屋・美濃忠の羽二重「若菜餅」で、とてもとても美味でした。(きっと特製です!)

松隠軒の床に掛けられていたのは、奈良県宇陀にある大徳寺塔頭・松源院の泉田玉堂筆「香」一字。
そして、五色の布が柳筥に納められた幣帛が飾られていました。
志野棚上には梅の挿枝が置かれ、初春の趣を醸し出していました…。

組香は、初春を寿ぐ「松竹梅香」。

最後に「志ら玉」調製の点心とお酒を美味しくいただいて、更に福引も楽しんで庚子の年の「聞香始」を終えたのでした。
今年も良い年になりそうです…。(^O^)

※お赤飯とお吸い物碗付き(葉:ゆずり葉)