土用の丑の日はウナギ
今日は夏の土用の丑の日。
この日は全国的に滋養満点の鰻を食し、夏の暑さに負けない身体と心意気を養う?日となっています。
奇しくも明日は一年中で最も暑い時期と云われる二十四節気の「大暑」ですから、今日のウナギはドンピシャのタイミングです。
ウナギを食せば、これからやってくる真夏日や猛暑日もなんのその、乗りきれること間違いなしです。(冷房も適切に!)
それにしても、なぜ土用の丑の日?
土用と云えば夏の土用が代名詞になっていますが、五行説に基づく土用は一年に四たび巡ってくるもので、立春、立夏、立秋、立冬の前おおむね18日間が土用とされ、昨日から始まった夏の土用が終わると8月7日の「立秋」ということになります。
よく知られているように、木・火・土・金・水の五行説に対応する季節は春・夏・土用・秋・冬とされています。
一年365日を五等分した73日をそれぞれの季節に充て、更に土用分73日を四等分した約18日を春夏秋冬の終わりに充てたのが各季の土用ということになります。
季節は春→夏→秋→冬と変化しますが、ある日を境に突然変わるのではなく、猶予期間・準備期間ともいえる「土用」を経由して季節は変化していくのだと私は捉えています。
まさしく、夏から秋へ季節がうつろう間に夏の土用があるという訳です。
一年を通せば、春→春の土用→夏→夏の土用→秋→秋の土用→冬→冬の土用→春…といった具合です。
土用の丑の日に鰻を食す風習は江戸時代からと云われています。
諸説あるものの、個人的にはエレキテルで有名な平賀源内が、知人の店主に「丑の日は鰻」と宣伝させたところ大当たりしたというお話が一番面白いと思っています。
「う」がつく食べ物なら、うどんや梅干でも良さそうですが、如何にも精が付きそうなウナギとしたところがミソのようです。
でも、何故に丑の日なのでしょうか。
夏を越すことが、命を長らえることが大変であった時代、暑い大暑の時季に栄養満点のウナギを食し、夏を乗り切ろうとしたのは何となく理解できますが、どうして丑の日?
思いつくのは、丑の「う」とウナギの「う」繋がりあたりでしょうか…。
残念ながら、明快な答えは見つかりません。!(^^)!
個人的には、「丑」と「憂し」を掛けてみたくなります。
丑の日にウナギを食して憂しを吹き飛ばそう!なんちゃって…。m(__)m
今日は習いにしたがって「うな重」をいただきました。
これで暑い夏を乗りきることができそうです…ハイ。!(^^)!