「雨水」の日

今日は(から)二十四節気の「雨水」。
暦には「今まで降り積もった雪や氷が解けはじめ、また降る雪も雨に変わる頃である」と記してあります。

朝、外を見てびっくり!
細かい雪が降っていて、木の枝葉やお隣の屋根には雪がしっかり積もっていて、この冬一番の大雪?です。
予報では確かに雪が降るかも…と聞いていましたが、こんなに積もるとは予想外です。

尤も、午後になると陽射しが戻り、枝葉の雪はすっかり溶けてしまいました。

二十四節気は紀元前の中国・戦国時代に、中原地域(西安)あたりの気候に合わせて作られたようで、日本では縄文~弥生時代にあたります。
古い時代に中国から日本にもたらされた二十四節気の用語(漢字)は、伝来であるところから日本と中国ではほぼ同じとか…。
そういえば、奈良・京都と西安は緯度的には結構近く、気候的にも似たところがありそうです。

ともあれ、三寒四温を繰り返しながら、「雨水」から春へと時は確実に進んでいくようです。(^^)

公園のマンサク【満作】の花が満開です。

葉に先立って、黄色の四弁花が数個まとまって咲く木で、早春にいち早く咲くことから野山では一目でそれとわかります。
黄色の花弁は、線形というか、ニョロニョロと云うか、なんとも変わった風情です。

茶花として珍重されているマンサクですが、コロナ禍の影響でお茶会はとんと開かれていないので、こちらも「自粛中」といったところです。

マンサク【満作】の名の由来について『日本国語大辞典』に面白い説明がありました。
和名は、豊年満作の意で、枝いっぱいに花をつけるところからとも、春早く「まっさきに」咲く花の意ともいう。

確かに、そんな感じ(漢字)の満作です。ハイ。(^^)