利休忌・桜寿司

千利休が自刃して亡くなったのは天正十九年(1591年)の二月二十八日。
三千家では利休を偲んで、月遅れの3月27、28日に家元利休忌が営まれているようです。

今年は利休の没後430年ということになりますが、大々的な法要や関連行事となると20年後の450回忌まで待たねばなりません。
平成2年(1990)には居士の400回忌が三千家合同で行なわれ、併せて京都国立博物館では「400年忌 千利休展」が開催されています。
利休ゆかりの諸道具がたくさん展示されていた記憶があります。

有名な利休辞世の偈(げ)と和歌一首を認めた軸も展示されていました。
利休の無念さが伝わるような言葉です。

人生七十(じんせいしちじゅう)
力イ希咄(りきいきとつ)※イは、口の中にカの字
吾這寶劔(わがこのほうけん)
祖仏共殺(そぶつともにころす)

提(ひっさぐ)ル我(わが)得具足(えぐそく)の一太刀(ひとつたち)
今此時ぞ天(てん)に抛(なげうつ)

NHKEテレ「茶の湯武者小路千家 春に楽しむ茶の湯の遊び」最終回で紹介された「桜寿司」を我家でも作ってみました。

<材料>6個分
鯛(刺身用)6切れ
昆布 2枚
桜の葉の塩漬け 6枚
木の芽 適量
酢飯 1.5合
塩・酢 少々

鯛、桜の葉の塩漬け、木の芽などはスーパーで購入し、レシピに沿って作ってみました。
鯛のこぶじめ【昆布締】と木の芽が効いた、美味しい桜寿司ができあがりました。

実際に手掛けた人の話によると、一個づつ作るので結構手間がかかるとのこと…。

 

葉で包むには、ほんのすこしシャリが大きかったかも…。(^O^)

明日29日(月)11:30から同番組の再放送があります。