「詩歌をちこち」INDEX ①

以前、組香に引かれている漢詩と和歌に興味を抱いて、出典調べに興じブログの記事にもしました。
コロナ禍以前のことで、2019.1.30の【宇治山香】が最初となっています。
以降、2021.7.23の【海月香】まで、合計102組に及びました。

調べるにあたって図書館にはそれなりに通いましたが、とても楽しい日々であったように記憶しています。
調べた中には、「五月雨香」の証歌のように、良く知られている歌にも拘わらず出典が分からない、といった歌もありました。
また、書写と伝承を重ねたことによるものでしょうか、歌の句が微妙に変化していると思われる歌もありました。

志野流香道の組香については、既にネット上のWikipediaに[組・番号]の一覧が掲載されています。
これまで、当ブログ上に掲載した「詩歌をちこち」には組・番号は付しませんでした。

組・番号は不明でも、組香名を「茶香逍遥」トップページの検索窓に入力すれば、該当組香の詩歌が載っているブログが表示されるようにはなっています。
でも、複数のページがリストアップされることもあり、必ずしも”直通”というわけではありません。

今回、過去に「詩歌をちこち」で取り上げた組香の組・番号と、その日付を一覧にしてみることにしました。

「詩歌をちこち」INDEXの1回目です。

2019.01.30 内十組02【宇治山香】
2019.02.07 三十組02【古今香】
2019.02.10 三十組05【住吉香】
2019.02.13 三十組06【新月香】
2019.02.17 三十組07【三友香】
2019.02.19 三十組09【三夕香】
2019.02.22 三十組13【時鳥香】
2019.02.26 三十組15【三躰香】
2019.03.01 三十組17【四季歌合香】
2019.03.13 三十組24【四季香】
2019.03.14 三十組28【時雨香】
2019.03.15 三十組29【春秋香】
2019.03.17 三十組30【千鳥香】

今日のNHKBSP「美の壺」で、5月末に増上寺で催された「令和蘭奢待献香式」の様子が映し出されました
映像が思っていたよりも短時間で、期待を膨らませていただけに、チョッピリ拍子抜けしたような…。(^^)

尤も、タイトルが「和の香り」でしたから、山田松香木店主のお話、淡路島での線香作り、御家流の香道、志野流の蘭奢待献香式などなど、番組構成はよく考えられていると思いました。

個人的には、志野宗信500年遠忌に関連する特集番組がいつか作られることを秘かに期待しています。(^^)