重陽の節供・菊酒

今日9月9日は、陽数(奇数)最大の数9が二つ重なるお目出度い「重陽の節供」の日。
ご多分に洩れず、元は旧暦九月九日の節供で、五節供(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の一つです。
別称は「菊の節供」。
菊の着せ綿、菊慈童、菊合せ、菊水、そして菊酒など、幾つかの菊にまつわる伝承が残っている節供となっています。

菊の花は、花屋さんにはありますが、庭の菊鉢はまだまだの状態で、「菊の節供」は矢張り旧暦の九月九日(今年は10月4日)が相応しいようです。
今年も昨年に続いて、新潟のお酒「菊水」に頂き物の粉末「菊花」を浮かべ、ほろ酔い気分の「宴」を楽しみました。
これで「不老長寿」は間違いなし?

日本では新暦・月遅れ・旧暦の三通りの日付で、様々な行事が行なわれていますが、全ては明治五年十二月三日を明治6年1月1日とする現行グレゴリオ暦への改暦が遠因。
グレゴリオ暦に改暦してから150年経ちますが、これからも旧暦は大切に伝承されていくように感じています。

香道では、組香に重陽の名称そのままの「重陽香」があります。

組香「重陽香」については、2017.9.10付けのブログで紹介しています。
https://watayax.com/2017/09/10/chouyou-kou/
なんと、もう五年も経っています…。

月日は流れ 私は残る…といった心境でしょうか。(パクリ!)

公園の萩です。