楓菓(ふうのか)

「もみまん」こと「もみじ饅頭」で天下にその名を知られた広島の「にしき堂」から、徳川宗家十九代継承記念のお菓子「楓菓(ふうのか)」が発売されました。
今年の元日から宗家十九代を継承された徳川家広氏と「にしき堂」のコラボ商品のようです。

白餡に栗を練り込んだ白栗餡をカステラで包み、如何にも「にしき堂」らしい商品となっています。
早速、いただきました。美味です。

楓(ふう)はカエデとは別種で、中国・台湾に自生し、日本には享保五年(1720)ごろ渡来したというマンサク科の落葉高木。
徳川家広氏によると、楓は中国皇帝の宮殿の庭に好んで植えられ、日本では徳川八代将軍・吉宗公が江戸城内に植えたのが最初とされているそうです。

栞によると「現在、江戸城内の楓の木は皇居に生育するもの以外は、昭和天皇より日光東照宮に下賜されたもの、そこからさらに全国数ヵ所の東照宮へと移植されたもの」が、その優美な姿を見せているようです。

次回、東照宮へ行った際には見てみたいものです。

徳川家広氏のロゴが洒落ています。

お菓子「楓菓(ふうのか)」については「にしき堂」のHPに詳しいです。 (^^)

なお、楓の同属近似種には北米産のモミジバフウがあり、こちらは公園で見たことがあり、地面に落ちた球形の種(果実)を拾ったことがあります。お洒落な毬果です。