送り火

13日の夕方に苧殻(おがら)を焚いて迎え火をしたお盆。
16日の今朝は、道中迷わず明るいうちに着けるようにと、苧殻を焚いて送り火をしました。

BS11では京都五山送り火の様子を生中継していました。
午後八時に如意ケ岳の大きな大文字が闇に浮かび上がり、5分おきに妙法、船形、左大文字、鳥居形が点火されました。
以前、京都駅ビルの屋上から眺めたことを思い出します。
夏の風物詩が一つ終わり、秋の気配がまた一歩近づいてきたように感じます。

大文字やまた来る年を信じたり 高桑義生

お盆期間中に遠来物のお菓子をいただきました。
京都・虎屋の押しもの「花蓮」。
中には餡が入っていて、とても美味しいお菓子でした。

ハス【蓮】で思い出したのがレンゲソウ【蓮華草】の別名があるゲンゲ。
蓮華草は、花が輪状に咲く姿がハスの花に似ていることに由来しているようですが、漢名はゲンゲ【紫雲英・翹揺】
紫雲英は、紫色の花が一面に咲いているのを見ると、たなびく紫の雲のように見えることからとか…。

俳句歳時記を見ると、ゲンゲの異名としてゲゲバナ【五形花】が記してあります。
読みはともかくとして、当て字の「五形」の出所が気になるところです。 (^^)