十三夜

今日は旧暦九月十三日。
今夜は、旧暦八月十五日の「中秋の名月」に次いで月が美しいといわれ、「後(のち)の月」と呼んで古くから愛でる習わしがあるようです。
満月より二日前の少し欠けた月を愛でるのも古来日本人独特の美意識なのかもしれません。
習いに従い、月見団子に栗(殻!)や果物を供え、藤袴・杜鵑草の秋草を飾って一献傾けました。

今日の名古屋の月の出は16:10。
夕方、突然の雨となりましたが、18時過ぎには雲間が広がり「後の月・栗名月」をはっきりと眺めることができました。
「中秋の名月」「十三夜(後の月)」をともに眺められたので、今年はなんとなく縁起良さそう…。ホント?

稲懸けて里しづかなり後の月 寥太

公園ではアキノギンリョウソウ【銀龍草】が頭をもたげ始め、イヌタデ【犬蓼】が盛りです。