小正月

今日15日は小正月。
元は旧暦の正月十五日で、元日を大正月というのに対する称とか…。
この日、繭玉(まゆだま)・餅花を飾ったり、どんど焼きを行ったり、と様々な行事が全国各地に残っているようです。

赤い小豆で一年の邪気を払い、無病息災を祈って小豆粥を食するのも小正月の習いです。
今朝はお餅(サトウの一本餅)を入れた小豆粥をいただきました。(ゆり根入り)
これで、今年もきっと大丈夫?

旧暦のひと月の始まりは新月から次の新月までとなっていますが、新月は見えないので「今日は元旦です」と言われても、お月様で実感することはイマイチで、満月の十五日なら如何にも!という気がしないでもありません。
『季節で愉しむ366日』によると、旧暦(太陰太陽暦)が導入される前は、満月から満月までを一ヵ月としていて、その頃の元日は、旧暦でいうと一月十五日(満月)にあたるため、一月一日を「大正月」、一月十五日を「小正月」と呼んだとあります。(フ~ンです!)
更に、大正月が年神様をお迎えする行事なのに対し、小正月は農作物の豊作や、家族の健康を願う行事が多いのが特徴とあります。(確かに!)

昔、明くる十六日からは「藪入り」で、奉公人は主人から暇をもらって実家に一時帰ったといいます。
今では滅多に聞くことのない「藪入り」の意は、草深い田舎に帰るところから、と辞書にはありましたが…。

昨日の朝は随分と冷え込みました。
こんな朝はシソ科の「しもばしら」の茎に白い氷の柱が出来ているに違いないと思い、公園に出かけたところ、予想通り見事な「しもばしら」になっていました。

「しもばしら」と云えば、仙台市の九重本舗・玉澤の「霜ばしら」は霜柱のような意匠で、口に含むと溶けてゆく絶妙な味わいの飴砂糖菓子でした。

久しぶりに玉澤のHPを開いてみたところ、銘菓「霜ばしら」の缶のデザインが変わっていました。
上の写真にある缶はかなり前のものですが、いつ頃変わったのでしょうか? (^^)