八朔

連日の猛暑日に体温は上昇、頭の中まで熱っぽくなり、当ブログを書く気力もなかなか湧いてきません。
猛暑の中でほっと一息、和ませてくれるのは、朝方の朝顔の花や綿の花、そして公園の道脇に咲いている桔梗の花です。

昨日8月1日は新暦の「八朔」。
元は旧暦八月一日(朔日)ですが、明治五年十二月三日を明治6年1月1日に改暦してからも、八朔は日付そのままに新暦8月1日にスライドして現在に至っています。

YouTubeには京都・祇園の芸舞妓さんが黒紋付の姿で、日頃お世話になっている師匠やお茶屋さんへ感謝の挨拶廻りをしている動画が複数ありました。
驚いたのは何十人もの人々が祇園「一力」の前で出入りする芸舞妓さんを待っていたこと、そして挨拶廻りをする芸舞妓さんの後姿をたくさんのカメラが追っていたことです。
”誰でもユーチューバー”の時代になりました。

茶の湯でも八朔の習いがあり、千家十職の方々は正装で表千家家元へ挨拶に伺われるとか…。
以前、先代の樂吉左衛門さんが「暑い、暑い」と云いながら紋付の支度をしているのをNHKビデオで見た覚えがあります。
年々、暑さが増している折も折、八朔も大変です。

来週の水曜7日は早や二十四節気の「立秋」。
朝夕の風に、「目にはさやかに見えねども…」涼しさを感じられるようになるといいのですが…。 (^^)

まだまだ酷暑は続きそうです!