鵬雲斎玄室大宗匠 逝く

茶道裏千家・前家元の鵬雲斎玄室大宗匠が14日未明に入院先の病院でお亡くなりになりました。享年102歳。
TVや新聞で大きく報じられ、「一盌からピースフルネスを」の理念を掲げ、世界各地を巡り平和を希求した大宗匠の死去を悼んでいました。

昨日15日の中日新聞25面に載った「8.15終戦の日ー戦後80年・昭和100年」の中に、千玄室氏の評伝がありました。


※写真上段の右から二人目が千玄室氏、右端はTVドラマで水戸黄門役を演じていた西村晃氏。

また、同新聞1面には「千玄室さん死去」の見出しの下、同氏の来歴が詳しく記されていました。

鵬雲斎大宗匠の訃報に接し、昨年4月にNHKで放送された「NHK ACADEMIA-千玄室」の録画を改めて視聴しました。
昭和20年に特攻で一度は死ぬはずだった自らが生かされたことの意味、そして使命を熱く語られる姿に感銘を受けました。

ご冥福を心からお祈りいたします。合掌

外組42番【新古今香】

香七種
鶯  として 二包に認め内一包試
蛙  として 右同断
浅香山として 右同断
歌  として 二包に認め無試
混本歌として 右同断 但し二包別々の香を組む也
旋頭歌として 一包に認め無試

右、試み終りて出香八包を、先ず始めに歌二包、混本歌二包を二結びとして置く。残り鶯、蛙、浅香山、旋頭歌の四包を打ち交ぜ、二包づつ二結びとして、始めの二結びに打ち交ぜ、一結びづつ炷き出す。聞き様は鶯、蛙、浅香山、旋頭歌は香一種に札一枚づつ打つなり。歌、混本歌は二種に札一枚打つべし。各正聞きなり。名乗紙にても聞くなり。乍併(しかしながら)札のかた奥有り。札打ち替え抔(など)は一入慎むべし。歌、混本歌は同香と別香にて知るるなり。何れ一結びのうちにならび出るを考え聞くべし。尚、記の面にて准知あるべし。記録認め様は本香はじめ銘々聞きも頭字ばかりにて書き付けてもよし。時宜によるべし。尚、記の面にて考ふべし。左のごとし。

(記録例 略)

きろく是に准ずべし。

(略)