十五夜

今日は旧暦の八月十五日。
中秋の名月として知られる十五夜お月さんが望める日です。
9月中に迎えることが多い十五夜ですが、今年は旧暦六月の次に閏六月があったことから遅くなり10月にずれ込んでいます。

この日には、月見団子(当地では芋名月に因んでういろう生地の芋型団子)等を供え、秋の七草のハギとススキなどを飾り、月をまつるのが習いとなっているようです。(宴のお酒も…)

※亀屋芳広のお月見団子

今日の月の出の時刻には東の空は生憎の曇り空でしたが、18時半ごろには雲間から円い月が姿を現しお月見ができました。 (^^)

京都・大覚寺大沢池では竜頭鷁首の船を浮かべ、天空の月と水面に写る月を二つ眺める観月の夕べが開かれているようですが、ニュース映像でその気分を味わうことにしています。

外組51番【琵琶香】

香四種
潯陽 三包に認め内一包試
江月 右同断
琵琶 二包に認め無試
曲調 一包に認め無試

右、試香二種終りて潯陽、江月、琵琶の三包を取り、打ち交ぜ炷き出す。試みに合せ名乗紙に書き付け出す。此の分、先ず記録に写すべし。さて残り潯陽、江月、琵琶、曲調の四包を打ち交ぜ炷き出す。初めに思い合せて名乗紙に書き付け出すべし。是は重ねて宴をひらくの意なり。名乗紙認め様、名目左のごとし。尤も後の四炷ばかりの事なり。

潯陽は 主人と書
江月は 舟 と書
琵琶は 絃 と書
曲調は 調 と書

又、無試の香を三炷とも聞きたる人は詩を一句記録の奥に書き、其の下に銘々当りたる人の名乗を書く。但し、無試香三炷と云うは琵琶、曲調の香なり。詩句左のごとし。

潯陽江頭夜送客

尚、記録の面にて考ふべし。左のごとし。

(記録例 略)

きろく是に准ずべし。

※「琵琶行」白楽天(白居易)