菊花開
昨日は(から)七十二候「菊花開(きくのはなひらく)」でした。
確かに、鉢植えの嵯峨菊が蕾を付けていますから、二十四節気・七十二候は時候をよく表していると思います。
旧暦九月九日の重陽の節供は、新暦・旧暦カレンダーを見ると10月29日となっています。
いつの間にか、ほぼほぼ秋の気配に様変わりです。
庭のホトトギス【杜鵑草】も蕾を膨らませています。
公園のヒヨドリバナ【鵯花】に、アサギマダラ【浅黄斑】が留まっていました。
今年は暑さが長引いたためでしょうか、飛来が随分遅かったような印象があります。
❖
外組52番【高麗香】
香五種
一として 三包に認め内一包試
二として 右同断
三として 右同断
波として 三包に認め試なし
笛として 二包に認め同断右、試香三種終りて、先ず一二三を一包づつ三包打ち交ぜ炷き出す。試みに合せて札打つべし。次に又一二三と三包打ち交ぜ、内一包除いて波の香一包加へ炷き出す。此の分聞き終りて、次に波、笛の四包を打ち交ぜ一包除き三包炷き出す。波は此の前に聞きたれば何れも正聞にすべし。波の香初めに出たる時、聞き当れば二点、後は一点づつなり。笛は二点づつなり。記の奥に歌一首書くべし。左のごとし。
波の音にたくへてそ聞く住の江の
汀にてふくこまふえのこゑ尚、記の面にて考ふべし。左のごとし。
(記録例 略)
きろく是に准ずべし。