聞香始(2026)

昨日8日から、志野流香道の「聞香始(もんこうはじめ)」が家元・松隠軒で始まっています。
今日の中日新聞朝刊にその様子が載っていました。

組香は新年を寿ぐ定番の「松竹梅香」。
香は松・竹・梅の三種。
それぞれ試香を終えた後、出香三包(松・竹・梅)を打ち交ぜ炷き出すというもの。
二炷聞いた時点で答えることも可能ですが、敢えて三炷聞くところにこの組香の妙があるように感じています。
以前、不思議と迷いが生じた覚えがありますから…。 (^^)

外組67番【草花香】

香四種
春として 四包に認め内一包試
夏として 右同断
秋として 右同断
冬として 一包に認め無試

右、試み終りて本香十包打ち交ぜ炷き出す。試みに合せ札打つべし。十種香の札を用ゆ。一炷開き、当りばかりをしるす盤物なり。盤遣ひやう銘々の残り札一枚づつ、盤面上座のかたにならべ置き、花を下座に立てる。尤も花を折り取る心なり。春夏秋冬いづれにても当季のものを第一と心得るべし。当季にてなき香は一間づつ進み、当季の香は二間づつ進むなり。独り聞きは三間進む。聞かざるは一間戻る。独り聞かざるは二間戻る。客は三間戻るなり。いまだ多く進まざる人は引るるほど引くべし。二間、三間の都合に増すといへども許すべきなり。また自分の花へ進詰し時、もし盤中に聞かざる人ありて、分取場より内にこれ有るは、其の花を進詰し人の方へ取り、聞きに随て進むなり。花二本になれば聞きの中段に二花と記し、三本ならば三花と書くべし。花を取られ花なき人は無花と書く。花の名は当季を上座とすべし。たとえば、

春 桜草 かきつはた やま吹 すみれ たんほゝ
夏 ゆり なてしこ 夏きく あふひ
秋 あさみ 萩 きゝよう
冬 水仙

右の草四季により、いかやふにも遣ふなり。この草花別に作るに及ばず。指枝袋の十二月の花を借り用ひてよし。盤は名所香の盤を用ゆべし。記録左のごとし。

(記録例 略)

きろく是に准ずべし。