シモバシラ

ここ数日、最低気温は氷点下の数℃、最高気温は10℃以下と、厳しい?寒さが続いています。
明日からの土・日・祝の3連休も寒波に見舞われそうとの予報です。
青森県の酸ケ湯では積雪が5mを越えているとのこと、数年前の晩秋に十和田湖へドライブした折に立ち寄った同地の景色を重ねながらニュース映像のあまりの大雪を眺めました。
大変です!

昨日に続いて今朝も冷えました。
庭の柔らかい土には本物の霜柱が立っていました。(写真は昨日のモノ)

こんな朝は公園のシソ科の植物・シモバシラ【霜柱】にもシモバシラ様?の白いモノが生じているはずです。
『広辞苑』には「茎から発した水分が氷の柱を形づくるのでこの名がある」とあります。
別名のユキヨセソウには大いに納得。
下の写真は2023年1月11日のシモバシラ。大盛です!

シモバシラと云えば、忘れてならないのが仙台・九重本舗玉澤の銘菓「霜ばしら」。
『茶席で話題の銘菓』(世界文化社)には、「煮詰めた飴を何度も引き伸ばして折り重ねていると白くなる。これが晒し飴で、飴の糸が細かく通っており、その筋を霜柱に見立てての銘である」とあります。(写真は同書より。実物は透き通る白。)
名古屋のデパートでも冬季には販売されていて、当方でも重宝しました。 (^^)

外組14番【蓮香】(東福門院様御作)

香四種
荷葉として 四包に認内一包試
開花として 右同断
月影として 二包に認無試
香風として 右同断

右、試み香終りて出香十包を先ず最初に荷葉三包に月影の二包を入れ、五包を打ち交ぜ炷き出すべし。試み無試にて聞き分かつべし。次に開花三包に香風二包を打ち交ぜ聞くべし。聞き様、前に同じ。聞き終わりて銘々名乗紙を認め出すべし。記録認め様、先ず本香包を開きしるし、次に名乗紙を引き合わす。全の人は聞きの処に詩二句一行に書くべし。其の外の当りは荷葉開花等の名目にて書くべし。詩句左のごとし。

葉展影翻當砌月 花開香散入簾風

右、初後の二段は此二句の意に寄るなり。尚、記録の面にて能々可考。左のごとし。

(記録例 略)

きろく是に順ずべし。