50
今日から10月。
昔?なら今日から「衣替」でしょうが、朝夕涼しくなったとはいえ、日中はまだまだ真夏日となるような暑さがつづいており、とても「衣替」とはなりません。
どうやら、今年の秋は短くなりそうです。
当ブログでは志野流・組香目録にある外組組香を紹介していますが、今日の組香で50回目となります。
いつから始めたのかしらん?と振り返ってみると、なんと昨年12月12日の外組1番【初春香】が始まりでした。
なんだか、長い道のりとなっています。
このペースで外組全87組を紹介しきれるのかしらん…と、若干の不安を感じながら紹介を続けているところです。
※萎んだ芙蓉の花は見事な五角形!
自然界の植物も陰陽五行に関りがあるってこと?
冗談です (^^)
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外組50番【替五色香】
香五種
青として 二包に認め内一包試
黄として 右同断
赤として 右同断
白として 右同断
黒として 右同断右、試香五種終りて先ず始めに誰は何を聞くべしと定めて、名乗の下に五色の歌の上の句ばかりを書き付けて置く。さて本香五包打ち交ぜ炷き出す。聞き終りて我初め聞くべしと定めたる香何炷目に出たると名乗紙に書き付け出す。当れば記録に下句を書き添えるべし。当らざる人は下句を書く事なし。白闕にて置くべし。又、初めに探題にして銘々五色を定むるもよし。歌左のごとし。
青
川竹の葉こしの色にまかふかな玉のすたれにかくるあふひは黄
枝かはす岸の山吹はなちりてこかねの露に浪そ越ける赤
時雨つる空も日影にそめられてもみちをおろす峯のこからし白
しら雲の八重たつ峯の山さくらそらにもつゝく瀧つ川風黒
烏羽玉のやみのうつゝにかきやれとなれてかひなき床の黒かみ尚、記の面にて順知有るべし。左のごとし。
(記録例 略)
きろく是に准ずべし。