北海道神宮
茶道雑誌9月号に、表千家の猶有斎若宗匠が6月に北海道神宮で献茶式を行なった記事(写真・会記)が載っていました。
記事には、「同宮は、明治2年9月1日に、明治天皇の詔により、東京にて「北海道鎮座神祭」を斎行し、北海道の開拓と発展の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々が鎮斎。その御霊代は東京から函館へ、札幌へと移され、明治3年5月に仮社殿が建てられた。現在の鎮座置に社殿が建てられたのは、翌明治4年で「札幌神社」と社名が決まった。昭和39年には、明治天皇を増祀し、「北海道神宮」と改称。約18万平方メートルの境内地は、桜の名所としても知られ、市民に親しまれている。」とあります。
明治元年(1868年)に出された「神仏分離令」に基づいて、北海道にも神社が迅速に設立された経緯が見てとれます。
なお、現在の北海道神宮の社殿は、昭和49年放火に遭い、昭和53年に復興されたものだそうです。
境内図には、桜がたくさん描かれていて、桜の名所であることがよく解ります。
北の大地の桜は5月のGW頃が見頃と聞いていますが、訪れる機会はなかなか……です。
10月には、同宮本殿で志野流香道の献香式が予定されているようです。
北海道の紅葉には一味違った美しさがあるのでは…と、一人想像しています。
ところで、今日9月11日は雑節の「二百二十日」にあたります。
嵐を警戒する日ですが、台風18号の進路はどうなんでしょうか。