香道一口メモ・16
今日から10月。
取り換えが遅くなっていた葦戸を外し、夏のしつらえは完全に終わりました。
日除け用としてプランターに植えていたオキナワスズメウリの蔓もお役御免となりました。
※スズメウリ
香道一口メモ・16【檀香③】
白檀は黄白色だが、油色のものは「黄檀」で薬料となる。主にインド南部の赤味を帯びた檀香は「赤栴檀(しゃくせんだん)」といい、仏典にも記述しているように檀香の中では上品。香気は日本人的嗜好(しこう)でないから、香道では白檀と同じくわずかに聞香に供される程度であり、便宜上和香木の部類に入れる。
◎徳川美術館所蔵の赤栴檀(重量1257グラム)です。
※冊子『香の文化』より