新春謡初め
昨日、名古屋能楽堂で渡された案内の中に、新年1月2日(火)午後一時開演の「新春謡初め(うたいぞめ)」(入場無料・要整理券)のチラシが入っていました。
名古屋ならではの五流派が揃い踏みで新年を祝うと云う催しです。(能:観世流・宝生流・金春流・金剛流・喜多流/狂言:和泉流)
何よりも入場無料が良いですね。(^O^)(12月8日より整理券配布とあります。)
12月も第二週に入り、今年は見事に染まっていた紅葉もそろそろと散り始めたようです。
香道一口メモ・82【香炭団(たどん)】
聞香炉用でふつうは長さ、直径ともに二センチほどの円筒形。初期にはくぬぎの切り炭などを用いたが、今は炭の粉を主材に数種の薬味を調合し製造している。使用後の炭団は精製して香炉灰にする。おきた炭団を、香りがもっともよい状態でかもし出すように工夫し、灰に埋める。これを「火合い」といい、灰手前の重要な作業となる。
※おきた炭団を灰に埋め、火箸で掻き上げ、灰押えで山形を作ることになりますが、埋めた炭団が深ければ香りは立たず、炭団が浅ければ煙が立つといった具合で、「火合い・火相」を良くするための灰点前はとても重要な作業と聞いています。
香炭団は直径・長さとも2cmほどの円筒形と記してあります。
香炭団を製造販売している各社とも、直径は確かに2cmほどですが、長さは使い方・用途によって違いがあるようです。